| ニッカンスポーツ 2006年9月11日22時22分 |
| 日本とフィリピンの経済連携協定(EPA)締結で労働市場の一部開放が決定したのを受け、厚生労働省は11日、当初2年間でフィリピン人の看護師志望者400人、介護福祉士志望者600人の計1000人を上限として受け入れることを明らかにした。国会承認など日比両国の手続きが順調に進めば、07年度初めにも「第1陣」が来日する運びだ。 |
| 入国には、看護師志望者はフィリピンの看護師資格を持ち、3年間の実務経験が必要。介護福祉士も、母国の看護大学卒業か4年制大卒で介護士研修を修了している必要がある。 |
| 志望者は入国後6カ月間の日本語研修を経て、病院や特別養護老人ホームなどの介護施設で実地研修に入り、日本語で国家試験を受ける。介護福祉士は、4年制大卒なら日本の介護福祉士養成施設で約2年間学び資格を取る方法もある。 |
| 看護師で3年以内、介護福祉士で4年以内に資格を取得できなければ帰国を迫られるが、合格すれば期限なく国内で就労可能となる。 |
| 両国は04年11月に看護師、介護士の受け入れについて大筋合意したが、人数をめぐっては、数万人規模の看護師を海外に送り、外貨獲得に懸命なフィリピン側と、国内雇用の確保を最優先とする日本政府の間で協議が難航していた。 |
| 当初、日本側は年間200人程度で調整を求めたとされるが、最終的に2年間ながら計1000人の大台を提示することでフィリピン側の同意を引き出したもようだ。 |
| 厚労省は今後、タイをはじめとするアジア諸国と介護福祉士などの受け入れ協議を進めるとしている。しかし、高学歴で日本語能力、技能とも日本人と同等を求める厳しい条件だけに、最終的に今回の1000人のうち何人が実際の労働力として定着するかは未知数だ。 |